SocialWeb Japan #2
行ってきました。以下殴り書きのメモ。
smart.fm (matake さん)
- Social Learning Platform を目指す。
- Container & RESTful API (OpenSocial Container)
- OpenSocial Container になる事も考慮に入れてるみたい
- microformats
- Web上の学習コンテンツの標準化。hVocabulary ってのを提案している
- Freebase*1 のようなセマンティックなサイトを目指している
感想
smart.fm は思いつく限り色々手を出してるなと思った。
リクルートの OpenID への取り組み (kawa.net さん)
ラボの最初のミッションは CGM を作ってみる。
C-team の話
C-team, クリック率の高いバナーを最速で発見するアルゴリズムを用いて、効果が落ちてきたバナーを差し替える
このサービスの中に二つのソーシャルがある。163個のバナーがある。
C-team ではバナーを登録制で(一個500円とか)作ってもらう。CTR が高い人にお金払ってる。
感想
とりあえず OpenID の利用事例としては多数の例を持つので参考にはなった。独自のID体系云々ってのは、以前自分も書いてるけど RP になる場合、当然 OP に依存しきって使えなくなるなんて懸念がぬぐえないのであれば、独自に ID 体系も持ちつつ受け入れるべきだよねと。
goo ホーム (橋本さん)
5月中旬にリニューアル、ガジェットが使える OpenSocial v0.8.1 に対応。
RESTful API には対応していない。
Goo 以外のサービスからの更新情報も取り込める
mixiの一般の人が使えるようになる前に使える
goo 全体がソーシャル化されていく。kai をテスト導入してるとのこと。
感想
goo ホームが現時点で日本の OpenSocial 実装として最も優れていると言うのは業界の人の中では常識?w
多数のサービスに横断的にソーシャルグラフを適用していくってのは昨日今日始まった話ではないとは言え、今後こうした動きが加速していくんだろうなと。またその為の道具として、OpenSocial ってのは使えると思った。
OpenSocial 云々そのものより、どのサービスに何を適用してどう面白くなったのかが一番知りたいところ。苦労した点も含めて。
mixi (よういちろうさん)
4/22 時点で1200名の開発者、300以上のアプリ。
全国大会ではなくマイミク大会と言う規模感を狙ってる。
起爆剤として用意したのは、広告、課金、ファンドの三つ。
広告
Canvas view で広告掲載可能。ユーザー保護のために掲載ルールを決める。
mixi アプリオフィシャルアドプログラム (PV に応じて SAP に対して支払う)
1pv = 0.01 円
ファンド
なんか一個既に投資してる会社がある。
感想
着々と手を打ってきてるなーと。それ以外はまぁ概ね去年から既に知っていた内容なので驚きは無い。
また mixi アプリモバイルの仕様だけど、一般開発者は手を出せる内容じゃないねーと言う感じではある。
PC 版もある程度の成功はするんだろうけども。。。
Yahoo! (寺岡さん)
IPA未踏出身者の方。昔はエンジニアだったけど今は企画者。
Y! JAPAN のソーシャル化って?
開示できる数字と技術トピックもありません。
4つの重点領域
余り強くない領域と読み替えても構わない。
- Everywhere 化 (PC 以外のデバイスにも積極展開)
- オープン化
- 地域、生活圏情報
- ソーシャルメディア化
- メディア化 (メディア価値)
- ソーシャル化 (コミュニケーション自体の価値)
- つながりの価値
Y! は 150 くらいサービスある
関連しそうなのは
どんなことを考えてやっているか
全てのサービスでソーシャルといっても求めているものが違う
多様性と共通化の折り合い
一方的なもの(1way)、双方向(2way)、1対多(Nway)がつながりのモデル。
承認がいるか、公開かどうか
Facebook は統一されたユーザー体験
Y! は分断されていた
再利用可能なネットワークであることの価値
但し全てが同じネットワークである事が良いとは思っていない
人中心の動線
人のつながりを軸とした動線・回遊性を模索している
ソーシャルUU
- UB
- 20,526万UB (Unique Browser)
- UU
- 2257万ID
- SUU
- つながりのある UU 非公開
何かしらのつながりを持っているユーザーのカウントを取っている
平均に比べて活発な活動をしているし、購買状況も良い。
まだまだソーシャル化という意味では出来る余地があって、コミュニケーション密度はもっと高められる。
バックエンド
- Identity (Profile & 2way connection)
- Favorite (1way)
- Membership (Nway)
- Vitality (activity feed)
- Activities API
- Notice
- Message API
投稿系などは省略、まだ社外公開されてない
苦労している事
- ソーシャル化の効果を売り上げ、利益で他の要因と切り分けて数値化することが難しい
- いずれのKPIも売り上げ直結目標じゃない
- ARPU でみると他の要因との切り分けが困難
- 金額換算したリターンが他の社内ビジネス・施策より低い
今後
- 引き続きPF化
- 他のコンテナにもどんどん出て行く
- 社外サービス・デベロッパーとの協業を強化
- 外部パートナーにY!J の集客力やマネタイズ手段を
- チャネルごとのコアビジネスへの展開
感想
個人的にむちゃくちゃ面白かった。多分、やりたい事とか目指す方向性が近いんだろうなーと。
スライド中で出てきたんだけど、Identity, Connection (つながり) , Activity (新着) を異なる色で表現するとIA的に分かりやすいかもしれない。
少なくともどういうものを適用しようとしていてそのジャンル分けを明確にした上で分類を行い、一貫性を出すとかあるべき場所に置くとか、そういう努力は常日頃からしないといけないんだろうなと改めて思った件。
個人的に今所属している会社と Y! や goo ってのは若干似た要素があって、非常に参考になった。
と言う訳で運営のえーじさん、乙です。
次回は運営をちゃんと手伝います><